日本プロ野球、伝説に残る選手列伝~長嶋茂雄から大谷翔平まで

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新井貴浩~年俸7000万より2000万を選んだ男

      2019/05/07

新井 貴浩(あらい たかひろ 1977年1月30日 – )

練習の厳しい広島で育ち、ホームラン王まで登り詰めた一流プレイヤー。成績に波があり2002年には28本塁打を放ち本格化の兆しが見えたかに思えましたが、2004年ホームラン王になる前年のホームラン数は僅か10本塁打。2006・2007年はホームランは25本・28本打点は100・102と4番の責任を果たし、兄と慕う金本選手がいる阪神タイガースに移籍。広島を2007年シーズンで去る決断を下す。

阪神タイガース移籍元年は僅か8本塁打に終わりファンの間からは『粗いさん』等と揶揄される。流石に阪神ファンは厳しい。大声援を送る変わりにしっかり期待に応えないと新井のように『粗いさん』『辛いさん』等とファンの間では言われてしまう。結果を残さないと直ぐにファンは反応。裏を返せば期待している証。実際新井がバッターボックスに立っている時に応援のボリュームは他の選手よりワントーン高い。ファンは新井の一発に期待しています。その証が新井がホームランを放った時の新井に対する声援は物凄く大きかったです。阪神に入ってからのタイトルは2011年の打点王のみ。前年より打点数は20程低かったですがタイトル獲得。112打点でも取れない年は取れないですね。打点が一番稼げるのはやはり4番です。しかし阪神には金本がおり3番には鳥谷がいた為。新井は5番を打つ事が多かったです。

一塁

そして新外国人のゴメスが大活躍をしました。オープン戦では不調で不安視されていましたがペナントが開幕するとオープン戦とは別人のように打ちまくりました。そしてゴメスがファーストのポジションをがっちりキープした為、新井の出番が激減しました。

そして打率は2割台。ホームランは3本と言う屈辱的な数字を残した2014年シーズン。球団は来季の契約も結ぶつもりでしたが、野球協定が定める減俸額を上回る大幅なダウン提示。2億円から7000万円へ1億3000万円ダウンの提示に新井は自由契約を選択。

そこに救いの手を差し伸べたのが古巣広島。年俸は2000万円ですが、お金ではかれない気持ちの部分が新井を動かしました。

正念場の2015年。開幕ベンチスタートとなり代打起用が続くも、一時的に首位打者になるなどの存在感を見せた。シーズン後の契約更改では推定年俸6000万円の評価。そして2016年から入団時の背番号「25」へ。球団からの大きな期待の表れだろう。

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