日本プロ野球、伝説に残る選手列伝~長嶋茂雄から大谷翔平まで

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菅野智之~一年浪人の後、叔父・原辰徳率いる巨人でエースに

      2019/05/07

菅野 智之(すがの ともゆき 1989年10月11日~)

日本ハムとロッテのドラフト会議での横やりは非常に有名です。菅野以外にも被害者がいます。長野久義です。長野は日本ハムとロッテの両方から横やりを入れられ巨人入団が3年間も遅れました。本当にこの2球団には損害賠償請求したいくらいですね・・・。

菅野智之は1年間浪人生活を送りました。黙々と母校東海大で投げ込みや基礎体力をつけていました。非常に孤独だったと思います。同期でドラフト指名された選手がテレビを見れば活躍しているのですから、本人も語っていますが、

「野球は殆ど見なかった」

と。

そして日本ハムの、横やりから1年。2012年ドラフト会議では、巨人が単独1位指名に成功し、菅野の憧れの叔父・原辰徳率いる巨人に入団する夢が叶いました。菅野も漸くプロの野球人として、巨人の選手として開幕を迎え、開幕2戦目に先発をまかされました。

ストレートの平均球速は144キロ。最速157キロ(プロ入り後は153キロ)の唸るストレートにカットボール カーブ スライダーフォーク シュートと多彩な変化球をコーナーに投げ分けます。非常にコントロールが良くフォアボールが少ない投手です。

精密機械

ギアチェンジが上手い投手で高速ギアに入っている時はストレートは150キロ台を連発。そこからカーブを投げられると余りのスピードの違いに全くタイミングがあいません。非常に変化球のキレ味が鋭くこれからさらに変化球に磨きがかかってくる事は間違いありません。そしてストレートはセーブして投げている感じですね。やはり肩はは消耗しますから省エネ投法は選手寿命を長くします。

2014年も前半戦は期待通りの活躍を見せ、夏場も調子は比較的良かったですが、まさかの故障でポストシーズンを棒に降りました。巨人ファンは勿論、巨人首脳陣も頭を抱える痛恨の出来事でした。結果阪神にクライマックスシリーズファイナルステージで巨人はまさかの4連敗を喰らい、日本シリーズ進出はなりませんでした。非常に菅野のリタイアは巨人に取って大きかったです。しかし、個人としてはセ・リーグのMVPに選ばれました。

2015年も開幕投手を任される真のエースに成長しますが、打線の弱さに泣き10勝11敗の初の負け越しを記録しました。

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