日本プロ野球、伝説に残る選手列伝~長嶋茂雄から大谷翔平まで

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高橋由伸~故障に泣かされながらも結果を残す巨人の「プリンス」

      2019/05/07

高橋 由伸(たかはし よしのぶ 1975年4月3日~)

慶応大学時代から花形選手。強肩強打の選手で一時期はヤクルト入団寸前までいきましたが、巨人が土壇場でうっちゃり巨人を逆指名し入団。そしてなんと今季で電撃引退、来季から巨人軍の監督に就任するという運命をたどるとは…。

巨人が高橋由伸に用意した背番号は24。この背番号は同じく慶応大学出身の大森剛のつけていた背番号。
大森はプロでは大成せず、殆ど結果を残せませんでした。大学時代の活躍は高橋由伸と同じ位でしたが、
プロに入ると全く計算外の選手でした。

高橋由伸は1年目から結果を残し打率300・本塁打19・打点75を記録し大森の悪夢を見事払拭します。

そして2年目はタイトル争いを演じていましたが、終盤名古屋ドームでフェンスに激突し故障。
打率315・本塁打34・打点98とキャリアハイを記録。残り22試合残していただけに痛すぎる戦線離脱でした。

その後もコンスタントに3割を打ち、大学時代からライバルだった中日の川上と好勝負を演じます。
最初は川上が押していましたが徐々に高橋が打ち返し好勝負は続きました。

その後打率は323を記録しキャリアハイを更新。本塁打は35本を放ちキャリアハイを記録。打点は2年目の98がキャリアハイ。

毎年のように故障に泣かされ故障との付き合いが続くもここぞと言う場面では、決勝打を放つ等存在感を存分にアピール。

また、ライトの定位置からホームでランナーを刺す程の強肩の持ち主。肩だけは安定しており、成績にむらが全くありませんでした。

2007年を最後に規定打席には到達はしていませんが、勝負強さは健在。
今年は主に代打の切り札として登場していましたが、交流戦等では、スタメン起用され、まだまだやれる所を猛アピール。
首脳陣も高橋由伸の周りに与える印象は非常に強いと高く評価。

往年の力は流石に無い物の来年は不惑の40歳を迎える背番号24。来年も巨人の看板選手として活躍するのは間違いありません。
看板選手と言っても右投手限定のスタメン起用や指名打者として交流戦等では活躍しそうです。

東京ドームで高橋由伸がコールされるとひときわ大きな声援が送られます。来年もこの光景は続くでしょう。
また、巨人の選手からは、

「プリンス」

「レジェンド」

等と呼ばれており、かなりオーラを感じると各選手が口を揃えて言います。

それにしても、こんなに早く巨人軍の監督を経験することになるとは、本人も夢にも思わなかったのではないだろうか?

果たして来季からは監督として、どれ位活躍出来るか楽しみである。

東京ドーム

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