日本プロ野球、伝説に残る選手列伝~長嶋茂雄から大谷翔平まで

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金子千尋~オリックスのスーパーエースはメジャーへ挑戦するのか?

      2019/05/07

金子 千尋(かねこ ちひろ 1983年11月8日~)

オリックスの看板投手。3年目の2007年から頭角を現し始め、以後年々力を付けていき、2010年に遂に最多賞のタイトルを手にする。金子千尋はこの時点ではまだスーパーエースでは無い。ここから進化が始まっていきます。

球種が非常に豊富でカーブ・スライダー・カットボール・ツーシーム・チェンジアップ・スプリット・パワーシンカ―・ワンシームを投げる。まるで技巧派投手の様な変化球の多さです。技巧派投手でもここまで変化球を投げる投手は日本球界にはいません。

金子千尋は本格派の投手です。ストレートの平均球速144キロ。最速154キロ。ギアの入れる所がわかっている非常にクレバーな投手。フォアボールが非常に少ない投手。コントロールが良く、キャッチャーが構えた所に、ズドンと炎のストレートを投げる事が出来る。

金子千尋は頭角を現し始めた2008年から2014年の間、2012年は故障で離脱した以外全ての年で二桁勝利を挙げています。特に2013年は投球回数が多く完投が10回完封が3回。奪三振200で、最多奪三振のタイトルを手にしています。

この頃からスーパーエースと呼ばれるようになります。金子千尋のウィニングショットは8つの変化球のキレも超一流品。そして糸を引くようなストレート。思わず審判が際どい球をストライクと言ってしまう程コントロールは正確無比。相手打者も金子の変幻自在の投球に幻惑され狙ってもいない難しい球についつい手を出してしまい凡打の山を築いていきます。

ストレートの平均球速は144キロですが、ピンチになると、ストレートのスピードが上がります。ここがスーパーエース金子千尋の真骨頂。ピンチに非常に強く、強心臓の持ち主です。今年はスーパーエース金子千尋は大活躍し、遂に投手で最高の栄誉、沢村賞を受賞しました。

そして2014年オフ最大の目玉が、金子千尋が大リーグ挑戦を視野に入れた国外FA宣言をしました。日米野球では本来の投球内容では無かったものの、メジャーのスカウトはかなり高い評価を与えていましたが、メジャーへの移籍はひとまず断念。オリックスに残留しました。

京セラドーム

2015年は前年の手術やリハビリの影響で規定投球回数に達せず7勝6敗に終わるも、推定年俸5億円でサイン。32歳の金子千尋がメジャーに挑戦する日は来るのだろうか。

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