日本プロ野球、伝説に残る選手列伝~長嶋茂雄から大谷翔平まで

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松井秀喜~どんなに調子の良い時も手を抜かない努力家

      2019/05/07

松井 秀喜(まつい ひでき 1974年6月12日~)

松井秀喜は巨人軍史上日本人では、王貞治と言う偉大なる先人がいますが、王と比較しても遜色がない左のスラッガーです。

ここで殊更説明するまでもないと思いますが、松井の打球はファーストライナーかと思うような弾丸ライナーがそのままスタンドに飛び込む事もしばしばでした。とにかくスイングスピードが速く、打球も鋭い打球なのでホームランでなくてもあっと言う間に外野手お間を抜けていきます。

松井は足もそこそこ速いので、ツーベースを悠々奪う事が出来ます。

松井の弾丸ライナーは正に火を噴くような物凄い打球でした。

 

松井秀喜

松井は左投手も苦にしませんが、唯一苦手にしている投手がいました。それは阪神に在籍していた遠山です。どうしても遠山だけは打てないでいましたが、ある年を境に打てるようになりました。

松井はストレートに滅法強いバッターでした。またホームランを打つコツを取得したバッターでした。これは松井が努力を重ねて掴み取ったものです。どんなに良いバッターでも努力なくして成功などあり得ません。その点松井は努力家でした。どんなに調子の良い時も手を抜かず研究熱心でした。

日本のバッターでここまで突出したスラッガーは早々いません。西武のおかわり君こと中村剛也もスラッガーですが、松井の領域にはまだまだ到達していません。松井の領域に到達するにはコツを完全にマスターし、故障をしない体を作らないといけません。中村剛也の場合は故障が多く損する事が多いバッターです。その為まだ松井の領域には到達していません。

松井はメジャー移籍する前の最後の年で、ホームラン50本を達成しています。しかし、この50本目は棚から牡丹餅です。ファールフライを打ち凡退と思われた打席でヤクルトのキャッチャー米野が落球。もう1度打ち直しのチャンスが巡ってきた松井は五十嵐の150キロを超えるストレートを技ありの流し打ちでレフトスタンド中段に叩き込んでいます。この年3冠がかかっていましたが打率だけは当時中日に在籍していた福留に譲りました。

メジャーではヤンキース、エンゼルス、アスレチックス、レイズで活躍、2012年に引退。

追記:2013年、恩師である長嶋茂雄・読売巨人軍終身名誉監督とともに国民栄誉賞を受賞しました。巨人軍の監督を務める日はいつになるのでしょうか。

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