日本プロ野球、伝説に残る選手列伝~長嶋茂雄から大谷翔平まで

プロ野球界に語り継がれる伝説の選手を紹介しています。ミスタープロ野球・長嶋茂雄から、最新の大谷翔平まで。プロ野球選手、皆おもしろい!

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元祖「ケンカ投法」東尾修~251勝と夜遊びの両立

      2019/05/07

東尾 修(ひがしお おさむ 1950年5月18日~)

東尾修は西武ライオンズのエースピッチャーとして251勝を挙げた名投手。
得意のシュートで打者の内角をえぐり腰を引いた所を今度は外角のスライダー打ち取る幻惑投法。
しかしかなり内角ぎりぎりを狙って投げる為、非常にデットボールが多い投手。
デットボールをわざと当てた事があるとプロ野球引退後にあらゆる番組で語っています。

その投球スタイルから「ケンカ投法」と言われ、外国人に対しても臆する事なく勝負に行った事から、
再三乱闘騒ぎや一触即発ムードの試合を作った。度胸抜群の投手でした。与死球165個は未だに破られていない記録です。
プロ野球界でこれだけデットボールを当て捲った投手は東尾修だけです。

東尾の夜遊びは球界では有名。
特に賭け麻雀等を好み、次の日が先発なのに『完徹』をしてまで登板。
2失点完投勝利を挙げ、当時の稲尾監督から、

「素晴らしい投球だ」

と言わしめた伝説が残っている。それ程夜遊び効果は凄い。
夜球場
巨人の柴田勲が『銀座の盗塁王』の異名を取っていたので東尾の影はやや薄いですが、実際は派手に東尾も遊びまくっていました。
東尾の夜遊びは柴田勲と同じかそれ以上だったのではないでしょうか。
しかし、どんなに遊んでも自分の登板日にはしっかり投げている事から、首脳陣は東尾の夜遊びを黙認していたといわれています。

東尾は最多投手に輝いた事もありますが、最多敗戦投手にもなった事があるバランスの悪い投手です。
東尾が全て悪い訳ではありませんが最多敗戦投手に5回もなっています。最多勝は2回です。1年で25敗した年もあります。
流石にプロ野球で25敗は負け過ぎですね。

それでも東尾は使われ続けました。シュートで相手の腰を引かせまたシュートを投げまたまたシュートを投げデットボールを与える。これが東尾の「ケンカ投法」です。

そして次の打席もシュートで攻め今度は外角にスライダーを投げます。完全にバッターは裏をつかれ凡退します。
基本的に三振をたくさん取るというより打たせて取る代表的な投手。そして引退後麻雀賭博で逮捕されました。
流石は夜遊び好きですね。

現在は長女理子さんが石田純一さんと結婚し、いまや元プロ野球選手としてよりも、
石田純一さんの義父として有名になっているのはご承知の通りです。

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