日本プロ野球、伝説に残る選手列伝~長嶋茂雄から大谷翔平まで

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「疑惑のホームラン」~1990年セリーグ開幕戦、篠塚VS内藤

      2019/05/07

篠塚 和典(しのづか かずのり 1957年7月16日~)
内藤 尚行(ないとう なおゆき 1968年7月24日~)

1990年4月7日に東京ドーム。セリーグ開幕戦・巨人対ヤクルトの開幕戦で事件は起きました。

この事件がきっかけでポールの色がボールの色と違う黄色のポールに各球場生まれ変わりました。

その事件が起きたのはヤクルト2点リードの8回裏巨人の攻撃ツーアウトランナー1塁で打席には篠塚。投手は内藤。内藤の投じた球に篠塚が反応し打球はライトポール際に。リアルタイムで見ていましたが、明らかにファールでしたが、ホームランの判定。

ヤクルトの当時の監督・野村克也氏が慌てて出てきて猛抗議。3塁ベンチからライトへの打球は非常に見やすいのです。

明らかに切れている打球が同点ツーランの判定。

この時テレビで解説していたミスターは、

「小川さん、このフィルムの角度からだとわかりませんねえ」

と言っていますが、明らかにその映像はポールの左を通過しています。
上からの映像なのでホームランなら右を通過していないとおかしいです。
流石に巨人ファンの私もこれホームランで良いの?と思いました。明らかにファールですからね。

マウンドの内藤投手は膝から崩れ落ちていましたね。それはそうです。
マウンドからもライト方向の打球はファールかホームランかは見えます。
余程の怪力外人の弾丸ライナーでない限り打球を追う事は出来ます。内藤投手はかなり落ち込んだ様子でした。

東京ドーム

ビデオ判定があれば間違いなくファールの判定です。もう1度やり直しです。
しかし、審判団は協議はしましたが判定が覆る事はありませんでした。
このホームランは篠塚「疑惑のホームラン」と呼ばれています。篠塚は首位打者に2回輝いた事もあるクラッチヒッターです。
長距離砲ではありません。

結局3-3になったまま試合が再開され、結局この試合は巨人が勝利しました。

そしてポールの色が白から黄色に変更するようにコミッショナーから通達が各球団に行きました。
そしてポールは全球場黄色に変わりました。ポールの色の問題ではないと思います。完全に審判の誤審です。
ジャンパイア(巨人贔屓)と呼ばれる審判もいました。

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