日本プロ野球、伝説に残る選手列伝~長嶋茂雄から大谷翔平まで

プロ野球界に語り継がれる伝説の選手を紹介しています。ミスタープロ野球・長嶋茂雄から、最新の大谷翔平まで。プロ野球選手、皆おもしろい!

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4代目ミスタータイガース・掛布雅之、天性の打撃センス

      2019/05/07

掛布 雅之(かけふ まさゆき 1955年5月9日~)

体格に恵まれない掛布は、球団の方針としては中距離打者として打率の残せるバッターになるように最初は期待していました。
掛布自身も長打力があるとは思っておらず、球団の方針に納得アベレージヒッターを目指しプロ野球生活がスタート。

しかし2年目球団の方針が急遽転換、長距離砲を今度は目指す事になりハードなトレーニングで強靭な肉体を作る。
元々バットコントロールには自信があり、甲子園独特の浜風は左打者には圧倒的に不利。
そこで掛布は流し打ちを身に付け、強引な打球を捨て流してホームランを狙うスタンスを取る。
勿論引っ張ってホームランになる球杯を引っ張っていました。
バット
この2年目、1点ビハインドで迎えたある試合。ツーアウト満塁のピンチでサードゴロをトンネル。
これをきっかけに大量失点をこの回奪われ、チームは大敗。試合後ロッカールームに入れずにいた所、先発投手の江夏豊が、

「なにやってんだ、バカ。気にするな」

と声をかけられ、この時の事を掛布は、

「あの時江夏さんが声をかけてくれなかったら今日の私はいない」

と語っています。

掛布雅之は長嶋茂雄を敬愛し、巨人戦でアウトになるのを分かっていて勝手に三盗を敢行。
ボールはサードに送られ長嶋にタッチアウトを喰らいますが、
掛布は長嶋にタッチアウトにされた事が嬉しくて堪らなかったという伝説もあります。

ライバル江川卓との対戦は巨人ファンも阪神ファンのみならずプロ野球ファン皆が固唾を飲んで見守っていたといえるでしょう。
江川が投げる球は掛布に対してはストレートかカーブ。
江川のカーブは一度浮き上がってから急激に落ちる感覚の為非常に打つのが一流打者じゃないと難しい。
掛布はビシバシ弾き返していた。江川との対戦成績は、167打数48安打で打率.287、14本塁打21三振33打点。
江川からホームランを一番打った打者です。山本浩二も14本でタイ。

お酒を飲むのが好きで酒癖が悪い一面があります。しかしタバコは一切吸いません。
また、ギャンブルにも興味は全くなく、全くしないそうです。

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