日本プロ野球、伝説に残る選手列伝~長嶋茂雄から大谷翔平まで

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「闘将」星野仙一~永遠のライバル巨人と監督としての確かな手腕

      2019/05/07

星野 仙一(ほしの せんいち 1947年1月22日~)

「闘将」と言えば星野仙一以外はいません。

現役時代から巨人戦になると能力が2倍になるといわれるほど、それ位巨人にだけは負けたくなく、人一倍反骨精神を対巨人にだけはもっていました。
巨人のどんなバッター相手でも臆する事なく真向勝負。その勝負スタイルは引退するまで一貫して貫き通しました。
燃えるボール
そして監督になってからも星野仙一の巨人に対する対抗心は凄まじいものがあり、伝説的なほど。
乱闘等が起きると巨人の王監督にも詰め寄る等、試合以外の部分でも非常に熱い物を持っている男として有名でした。

中日では第一次政権と第二次政権を中日で監督を任された時は特に巨人戦で凡ミスをした選手には
非常に厳しく鉄拳制裁が行われる事もしばしば。
流石に選手達も星野に対して恐怖心を抱くようになり星野仙一の戦術は恐怖采配と呼ばれていました。

しかし、そんな恐怖采配も全試合していたら選手達がビクビクするだけで長持ちしません。
飴と鞭の使い分けが非常に上手く褒める時はとことん褒めて怒る時はとことん怒る。それが星野流でした。

そして第二次中日政権を退任した時もう、監督にはならないと思われていましたが、
阪神の監督の就任要請を受け阪神の監督に就任。中日ファンからは金の猛者等、揶揄される事になりますが当の本人はどこ吹く風で涼しい顔です。

阪神時代は中日時代よりは大分丸くなった印象でした。
そして阪神を18年ぶりの優勝に導く等監督としての手腕は確かな物がありました。
体調不良等で阪神の監督を退いた後はもう監督業にはつかないと思われていました。

しかし、楽天の監督に就任要請が来ると意外にあっさりと楽天の監督に就任。そして遂に闘将星野仙一の悲願が叶う事になります。
2013年シーズン楽天は見事リーグ優勝し。日本シリーズに進出。そしてその相手は宿敵巨人。相手に取って不足はなし。
そして3勝3敗で迎えた第7戦で勝利を納め見事楽天を日本一に導きました。そして監督として自身初の日本一に輝きました。
もうこれで闘将星野仙一がやり残した事はないでしょう。

追記1:と思っていましたが、先日星野仙一氏が楽天の取締役副会長に正式就任したことが発表されました。
今後に注目ですね。

追記2:2018年1月4日、膵臓がんのため70歳という若さでお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします。

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