日本プロ野球、伝説に残る選手列伝~長嶋茂雄から大谷翔平まで

プロ野球界に語り継がれる伝説の選手を紹介しています。ミスタープロ野球・長嶋茂雄から、最新の大谷翔平まで。プロ野球選手、皆おもしろい!

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赤い手袋・柴田勲~王・長嶋が怪我以外で4番を譲った唯一の男

      2019/05/07

柴田 勲 (しばた いさお 1944年2月8日~ )

俊足と攻守が売りの柴田勲。

当時巨人が苦手にしていた、阪神のエース江夏豊を克服しようと当時の監督川上哲治監督は3番長嶋4番柴田5番王という荒療治にでました。
王・長嶋が怪我以外で4番を譲ったのは後にも先にも柴田勲ただ一人です。この試合で柴田は見事、江夏豊からホームランを放っています。

柴田勲は盗塁センスが非常に高く通算盗塁579はプロ野球セリーグ記録。盗塁王に6度輝いたスピードスターです。

しかし、打撃センスがもう少しよければ文句の無い選手だったのですが、
フォアボールは選べる選球眼を持っていながら2000本安打を記録した選手の中で3割到達が1度もなく、
最高打率は293。現役を引退するまで2000本安打到達した選手で3割に到達しなかった選手は柴田と田中幸雄だけです。
打率3割はプロ野球の打者として勲章でもあります。

柴田勲は巨人V9戦士の一人です。V9の原動力になったのは何と言っても柴田の場合は足です。
盗塁王6回取っているだけあって相手チームの警戒がある中、とぼけた顔をして牽制球をかいくぐり盗塁をバンバン決めていました。
柴田には相手投手の癖が完全にインプットされていました。
投手が盗塁をさせない為にするクィックモーションこれを完全に盗んでいました。
球場
またパンチ力も秘めており26本のホームランを放ったシーズンもありました。
しかしその一方で106個の三振をして三振王になるなど打撃には波がありました。
フォアボールの選べる選手なだけに少し勿体ないですね。プロ野球を引退してから暫くして柴田は世間をお騒がせする事になります。

1992年4月4日。野球評論家として活動していた柴田勲はポーカー賭博で現行犯逮捕されます。
釈明会見に現れた柴田の格好に報道陣や視聴者はど肝を抜かれます。何とポーカー柄のセーターで報道陣の前に現れたのです。

これには、

全く反省していないのか?

との声が流石に上がりました。
ポーカー賭博で逮捕されたのですから普通はその服は着ませんよね・・・。

いまや知る人ぞ知る出来事ですが、伝説として語り継がれています。
なんとも柴田勲らしいですが、フジテレビの野球解説はクビになりました。

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