日本プロ野球、伝説に残る選手列伝~長嶋茂雄から大谷翔平まで

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ヤクルト・バレンティン~シーズン本塁打記録60本の大台!

      2019/05/07

ウラディミール・ラモン・バレンティン(Wladimir Ramon Balentien  1984年7月2日~)

バレンティンは長距離砲として、入団以来3年連続ホームラン王に輝く等、誰がどうみてもホームランバッターです。しかし、ヤクルトの海外スカウトがバレンティンを視察に行った時、バレンティンは1本もホームランを放っていません。ヤクルトが獲得を決めた理由はシャープな打撃で打率が残せるのと、外野守備での肩の強さ。つまりホームランバッターとして獲得した訳ではありません。視察中にホームランを1本もみてないのですから長距離砲としての魅力よりもアベレージヒッターとしての魅力の方が大きい状態での獲得でした。

バレンティンは入団以来3年連続ホームラン王に輝きますが、破天荒なホームラン王です。巨人の阿部の3冠を阻止した時のホームラン王は規定打席に到達しないでホームラン王と言う何ともいえないものでした。規定打席に到達していないバッターがホームラン王になったのセントラルリーグでは初めてでした。これを快挙とよぶかどうかは微妙な所ですね。そしてホームラン60本を放ったシーズンこれは間違いなく快挙と言って良いでしょう。しかしこの2013年シーズンも2週間遅れての合流でした。要するにフル出場していないのです。フル出場していたらもう少しホームランの上積みがあった可能性があります。

日本に来てからのバレンティンは故障を常に抱えていて満身創痍の状態でありながらホームランを量産。アベレージヒッターとして期待したバッターがまさかの規格外ホームランアーティスト。これには首脳陣もにんまり。嬉しい誤算です。バレンティンはストレートに滅法強く150キロ台の速球も物ともせず豪快に打ち返します。非常にスイングがコンパクトです。最短距離でバットが出るので以上にシャープなスイングですがスイングスピードは速いです。

ヤクルトのバス

2014年はホームラン王を逃しました。
2015年シーズンは負傷から長期離脱を余儀なくされ、15試合出場にとどまりますが、チームの優勝を経験しました。

ホームランをたくさん放つ外国人はたくさんいますが、バレンティンはその中でも最高クラスに入ります。

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